Vivaldiを使うべき人とは?その魅力を徹底解説

ウェブブラウザ選びは、私たちのオンライン体験を大きく左右します。Google ChromeやFirefox、Safariなど、多くの選択肢がある中で、筆者がたどり着いたのが「Vivaldi」というブラウザです。多機能かつ高度なカスタマイズ性を誇るVivaldiは、まさに「使う人のために作られた」ブラウザといえます。
実際、筆者自身もちょっとお試しでインストールしたつもりがすっかりVivaldiをメインブラウザとして使用しており(笑 その快適さと柔軟性に日々驚かされています。
本記事では、Vivaldiの特徴を詳しく解説し、どのような人に最適なのかをお伝えします。あなたのブラウザ選びがさらに良いものとなるよう、ぜひ最後までお読みください。
OperaからVivaldiへ──「懐かしさ」と「新しいワクワク感」を再発見

私がかつて、バッキバキにカスタマイズして使い倒していたOpera。あの頃、ブラウザを「ツール」ではなく「自分専用の作業場」に仕立てる感覚が楽しくて仕方ありませんでした。タブやサイドバーの配置をいじり倒し、独自のショートカットを設定し、何時間もかけて「自分だけの最強ブラウザ」を追求していた記憶が鮮明に蘇ります。
しかし、時代が進むにつれてOperaは変化し、私の愛したあの自由度やカスタマイズ性は影を潜めてしまいました。正直、当時は少し寂しい気持ちを抱きつつ、他のブラウザに移行するしかありませんでした。
そして今、Vivaldiと出会い、あの頃の記憶が一気に蘇りました。Vivaldiは、私が昔求めていた「自由自在なブラウザ体験」を拡張機能で必須なChromiumエンジンを搭載して現代の形で見事に再現してくれたのです。
- 自由度の高いカスタマイズ性:テーマやUI配置の細部まで自分好みに調整でき、まるでかつてのOperaの進化版を手にしたかのよう。
- 革新的な機能:タブタイリングやパネル機能など、今の私の作業スタイルにぴったりハマる要素が満載。
- 開発者の哲学:元Opera CEOのヨン・フォン・テツナー氏が手掛けていることもあり、「ユーザーのためのブラウザ」という思想が貫かれているのを感じます。
かつてのOperaユーザーだった私にとって、Vivaldiとの出会いは「昔のワクワク感」をもう一度体験する旅のようなものです。それでいて、現代のブラウザとしての洗練さや便利さも兼ね備えており、過去と現在が見事に融合しているように思います。
もしあなたがかつてのOperaに心を奪われていたなら、ぜひVivaldiを試してみてください。その懐かしさとともに、新しい発見と感動が待っているはずです。
Vivaldiとはどんなブラウザ?

Vivaldiは、2016年に登場した多機能かつカスタマイズ性の高いウェブブラウザで、元Operaの共同創業者ヨン・スティーブンソン氏によって開発されました。「使う人のために作られた」を理念に掲げたこのブラウザは、ユーザーが望む機能を自由に設定できる点が大きな特徴です。
Vivaldiの魅力を語る上で欠かせないのが、私が惚れてしまった以下のような機能です:)
- パネル機能
ブラウザのサイドバーに各種ツールや任意のウェブサイトを追加できる機能です。たとえば、ブックマークやダウンロード履歴、さらにはメモやSNSをサイドパネルで表示できるため、タブを切り替える手間を省きつつ作業効率を向上させます。 - タブタイリング
大画面ユーザーに特におすすめなのが「タブタイリング」です。この機能を使えば、複数のタブを同時に画面内に分割表示することが可能です。43インチの特大モニターを愛用している筆者も、この機能を日常的に120%活用しています。
たとえば、画面の左側で資料を見ながら右側でメールを書いたり、上半分に動画を再生しながら下半分でノートを取ったりすることが可能です。大画面の広いスペースを最大限に活用できるこの機能は、マルチタスクが求められるシーンで真価を発揮します。
さらに、Vivaldiはプライバシー保護にも力を入れており、広告ブロッカーやトラッキング防止機能を標準搭載しています。また、Windows、Mac、Linux、Android、iOSと幅広いプラットフォームに対応し、あらゆるデバイスで統一された使用体験を提供します。

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Vivaldiの主要な機能

Vivaldiは、他のブラウザにはない多彩な機能を備え、ユーザーのオンライン体験を次のレベルへ引き上げます。以下では、特に注目すべき代表的な機能を紹介します。
圧倒的なカスタマイズ性
Vivaldiは、ユーザーインターフェイスや機能を細部まで調整可能です。
テーマカラー、ツールバー配置、ショートカットキーなど、あらゆる要素を自由に設定できます。
「ブラウザを自分のスタイルに合わせたい」という方にとって、これほど柔軟な選択肢は他にありません。
タブタイリングとタブ管理

Vivaldiのタブ管理は、他のブラウザを大きくリードしています。特に**「タブタイリング」**は、大画面ユーザーにとって必須ともいえる機能です。複数のタブを同時に画面内で分割表示できるため、マルチタスクが非常に効率的になります。
例えば、大画面のモニターを活用する筆者は、以下のように使用しています:
- 左半分に資料を表示しながら右半分でオンライン会議を行う
- 上半分にビデオ会議を配置しながら下半分でチャットツールを使用する
- 上半分にXとBlueSkyを表示し下半部に任意のWEBサイトとYoutube
この機能があるからこそ、Vivaldiは単なるブラウザの枠を超えた存在といえます。
タブタイリングのやり方
タブタイリング発動用のボタンがツールバーなどのあたりに存在するので
それをクリックします。
Vivaldiのタブタイリング機能で「田」のようにグリッド上にタブを並べる場合、以下の手順を試してください。
1. タブを選択する
- 複数のタブを選択するには、以下のいずれかを実行します:
- Ctrl(Windows/Linux)または Command(macOS)を押しながらタブをクリックして選択。
- Shiftを押しながら隣接するタブをクリックして範囲選択。
2. タブタイリングを適用する
- 選択したタブのいずれかを右クリックし、**「タブをタイルする」**を選択します。
- 表示オプションがポップアップし、以下のレイアウトが選べます:
- グリッド(田の形状)
- 水平方向(横並び)
- 垂直方向(縦並び)
パネル機能

パネル機能は、作業中に必要なツールや情報を素早く呼び出せる便利なサイドバーです。筆者自身もこの機能を活用し、AUTOMATIC1111やWeb版のChatGPTをパネル化しています。これにより、ブログ作成中にAIツールへ素早くアクセスでき、効率的な執筆が可能になりました。
特に以下の活用方法が実用的です:
- SNSやチャットツールをパネル化して情報収集
- ダウンロードの進捗確認
- AIツールの活用で執筆作業を効率化
パネルを使うことで、必要なツールや情報を複数のタブを切り替えることなく利用できるため、ストレスが大幅に軽減されます。
生産性を高める内蔵ツール
Vivaldiには、ブラウザだけで完結できる便利な内蔵ツールが揃っています:
- メールクライアント:外部アプリを使わずにメールを管理可能
- カレンダー:予定の把握とタスク管理が簡単
- フィードリーダー:好きなサイトの更新情報をひと目で確認
当然カレンダーは現在お使いのGoogleやicloudカレンダーのデーターを利用できます。
プライバシーとセキュリティの強化
Vivaldiは、広告ブロッカーやトラッキング防止機能を内蔵しており、データ収集を最小限に抑える設計が特徴です。
プライベートウィンドウやパスワードマネージャーも利用でき、安心してインターネットを楽しむことができます。
Vivaldiを使うべき人の特徴

Vivaldiは多機能かつカスタマイズ性に優れたブラウザとして、特定のニーズを持つユーザーに特におすすめです。以下に、Vivaldiが適しているユーザーの特徴を挙げます。
複数のOSでブックマークや作業を共有したい人
MacOSとiosとかLinux windows Androidなど複数のOSを活用している人は多いと思います。
Vivaldiにアカウントを作ることでこれらのOSでブックマークなどを共有可能になります。

VM上のDebian Linuxにインストールして稼働しているVivaldi。
ブックマーク他完全に同期しているので重要な拡張機能も含めて一撃で再現できるのは実に良い。

カスタマイズ性を求める人
「ブラウザの外観や動作を自分好みに設定したい」と考える人にとって、Vivaldiは理想的な選択肢です。テーマのカスタマイズやツールバーの配置変更、ジェスチャー操作の設定など、ユーザーインターフェイスを自由に調整できます。
多機能を活用したい人
Vivaldiには、タブタイリングや内蔵メール、フィードリーダーなど、生産性を高める多彩な機能が詰め込まれています。特に、タブタイリング機能は、複数のタブを画面内で効率的に管理したいユーザーにとって強力な味方です。筆者も、43インチのモニターを活用してこの機能をフル活用しています。
プライバシーを重視する人
オンラインでの追跡やデータ収集を最小限に抑えたい人には、Vivaldiの内蔵広告ブロッカーやトラッキング防止機能が適しています。また、プライベートウィンドウやパスワードマネージャーを利用することで、安心してインターネットを楽しむことができます。
大画面での作業を効率化したい人
大画面のモニターを使用している場合、Vivaldiのタブタイリング機能やパネル機能が特におすすめです。筆者も、AUTOMATIC1111やWeb版のChatGPTをパネル化することで、ブログ作成や情報収集を効率化しています。
ブラウザで作業を完結させたい人
Vivaldiの内蔵メールクライアントやカレンダー、フィードリーダーを活用することで、複数のアプリを切り替える必要がなくなります。すべてを一元管理できるため、特に業務やプロジェクト管理を効率化したい人にとっては理想的です。
Vivaldiのメリットとデメリット

Vivaldiは多機能なブラウザとして、多くのメリットを提供しますが、一部のデメリットも存在します。ここでは、両面から詳しく解説します。
メリット
1. 圧倒的なカスタマイズ性
Vivaldiは、インターフェイスや動作を自由に調整できる柔軟性を備えています。ツールバーの配置やショートカットキー、テーマカラーの変更など、自分好みのブラウザ環境を構築できます。
2. タブタイリングとパネル機能
複数のタブを分割表示できるタブタイリング機能や、サイドバーから素早く必要なツールにアクセスできるパネル機能は、作業効率を大幅に向上させます。特に、大画面ユーザーやマルチタスクをこなす人にとっては大きな魅力です。
3. 内蔵ツールによる一元管理
メールクライアントやカレンダー、フィードリーダーがブラウザに内蔵されており、複数のアプリを切り替える手間を省けます。これにより、作業がよりスムーズになります。
4. プライバシー保護機能
広告ブロッカーやトラッキング防止機能を標準搭載しており、プライバシーを重視した設計が特徴です。これにより、オンラインでの追跡を最小限に抑えることができます。
デメリット
1. 機能が多すぎて初心者には複雑に感じる可能性
Vivaldiは多機能であるがゆえに、初めて利用するユーザーには設定や操作が難しいと感じられることがあります。カスタマイズに慣れるまでには少し時間がかかるかもしれません。
2. 一部の機能が不要なユーザーには過剰
メールクライアントやフィードリーダーなどの内蔵ツールは非常に便利ですが、これらを必要としないユーザーにとっては、むしろ余計な機能に感じられる場合があります。
3. 初期設定のリソース消費
デフォルトでは多くの機能が有効になっており、これがパフォーマンスに影響を与えることがあります。ただし、不要な機能をオフにすることで軽快に動作させることが可能です。
Vivaldiは、多機能性と柔軟性を重視するユーザーにとっては最高の選択肢ですが、すべてのユーザーに完璧に適しているわけではありません。それぞれの特徴を理解した上で、自分のニーズに合ったブラウザ選びを検討してください。
Vivaldiを導入する方法と初期設定のコツ

Vivaldiは簡単にダウンロードして利用を開始できるブラウザですが、初期設定を行うことでさらに快適に使用できます。このセクションでは、導入方法とおすすめの初期設定を紹介します。
Vivaldiのダウンロードとインストール方法
- 公式サイトにアクセスします。
- お使いのOS(Windows、Mac、Linux、Android、iOS)に対応したインストーラーをダウンロードします。
- ダウンロードが完了したら、インストーラーを起動し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
- インストールが完了したら、Vivaldiを起動して初期設定画面を開きます。
初期設定のポイント
1. レイアウトとテーマの選択
初期設定画面では、Vivaldiのレイアウトとテーマをカスタマイズできます。以下を参考に、自分のスタイルに合った設定を選びましょう:
- レイアウトモード:シンプル、クラシック、コンパクトから選択
- テーマ:ダークモードやカスタムカラーを選べる
2. パネルとタブの設定
作業効率を上げるために、以下の設定を行うことをおすすめします:
- パネルのカスタマイズ:頻繁に使用するウェブサイトやツール(例:AUTOMATIC1111、ChatGPT)を登録
- タブタイリングの有効化:タブを分割表示する設定を確認
3. プライバシーとセキュリティの設定
オンラインでの安全性を確保するために、以下の設定を見直しましょう:
- 広告ブロッカー:デフォルトでオンにする
- トラッキング防止機能:必要に応じて強度を調整
- パスワード管理:内蔵パスワードマネージャーを設定する
4. キーボードショートカットとジェスチャーの設定
生産性を高めるために、よく使う操作にショートカットやマウスジェスチャーを設定しましょう。特に以下の機能が便利です:
- ページの進む/戻る
- タブの切り替え
- パネルの開閉
導入後に試してほしいおすすめ機能
- タブスタッキング:関連するタブをまとめて整理
- クイックコマンド:キーボードからあらゆる操作を一括実行
- 内蔵メールクライアント:メール管理をブラウザで完結
Vivaldiは、初期設定を行うことでさらに便利に使えるブラウザです。自分の作業スタイルに合わせてカスタマイズを楽しみながら、快適なオンライン体験を始めましょう。
まとめ – Vivaldiを使うべき人はこんな人!

Vivaldiは、多機能かつカスタマイズ性の高いブラウザとして、多くのユーザーに愛用されています。本記事で解説した特徴を踏まえると、特に以下のような人におすすめです。
- ブラウザを自分好みにカスタマイズしたい人
テーマやインターフェイスを自由に調整したい人には最適です。 - 生産性を高めたい人
タブタイリングやパネル機能を活用して、作業効率を劇的に向上させられます。 - プライバシーを重視する人
内蔵広告ブロッカーやトラッキング防止機能で、安全なオンライン体験を実現します。 - 大画面でマルチタスクをしたい人
筆者も愛用するタブタイリング機能は、43インチモニターなどの大画面環境で真価を発揮します。 - ブラウザで作業を一元管理したい人
メールクライアントやカレンダー、フィードリーダーを内蔵しているため、複数のアプリを切り替える手間が省けます。
Vivaldiは、他のブラウザにはない柔軟性と多機能性を備えています。一方で、多機能ゆえに初心者には少し敷居が高く感じられる場合もあるため、まずは公式サイトからダウンロードし、実際に使いながら自分に合った設定を見つけることをおすすめします。
Vivaldiがあなたにとって新たな主力ブラウザになる可能性を、ぜひ試してみてください。
Vivaldiに関するよくある質問

Vivaldiは危険性がありますか?
Vivaldi自体は安全性を重視しており、広告ブロッカーやトラッキング防止機能を搭載しています。ただし、一部では「オープンソースではない点」や「中国との関係」について懸念の声が上がることがあります。実際には開発元はノルウェーに拠点を置き、データ保護を明確に掲げています。
Vivaldiブラウザは中国企業に関係していますか?
Vivaldiの開発元はノルウェーを拠点としており、中国企業との直接的な関係はありません。ただし、以前の創業者がOperaブラウザを手掛けていた際、中国企業に買収された経緯があり、そのイメージが一部で残っている可能性があります。
Vivaldiはメモリを使いすぎるという意見がありますが、どうなのでしょう?
Vivaldiは多機能ブラウザであるため、デフォルトではメモリを多く使用する場合があります。ただし、不要な機能を無効化することでリソース消費を最適化できます。たとえば、内蔵メールやフィードリーダーなどを使わない場合は設定からオフにすると軽量化が可能です。
Vivaldiの拡張機能はどうなっていますか?
VivaldiはGoogle Chromeと同じエンジンを採用しており、Chromeウェブストアの拡張機能をそのまま利用できます。そのため、拡張機能に関しては非常に柔軟で豊富な選択肢があります。
Vivaldiブラウザの評判はどうですか?
Vivaldiは多機能性やカスタマイズ性が高く評価されています。特に、パワーユーザーや生産性を重視するユーザーにとっては非常に好評です。一方で、多機能がゆえに初心者にはやや複雑に感じられる場合もあります。