iPhoneとMacで楽しむ!iPhoneミラーリングで実現する高音質・低遅延のワイヤレス音楽環境

iPhoneとMacをiPhoneミラーリングで接続!高音質かつ低遅延の新感覚リスニング体験

導入のきっかけ: 理想の音質を求めた結果たどり着いたAirPlayミラーリング
筆者が音楽や音声を楽しむために使用しているモニタースピーカーはJBL 104-BT-Y3です。
音楽を聴く際に、クリアで豊かな音質を求める筆者にとって、スピーカー選びは非常に重要でした。
JBL 104-BT-Y3はその音質と汎用性から特にこだわりを持って選んだ製品です。
このスピーカーはBluetoothやAUX、RCA、TRSといった豊富な入力に対応しており、当初はiPhoneをBluetoothで、MacBookからはオーディオインターフェース(antelope ZEN-Q)を介してRCA接続で音楽を楽しんでいました。
ただ、音質を追求していくうちにBluetooth接続には限界があると感じる場面も多く、特に音の解像度の欠如や遅延の発生が問題となりました。
特にAmazon MusicアプリなどMac未対応のアプリ音源を楽しむ際、iPhoneからのBluetooth出力に頼らざるを得ませんでした。
しかも、Bluetoothは音質はそこそこ悪くはないものの、どうしても遅延が気になることもありました。
音と映像のズレは、動画視聴時だけでなく、楽器演奏時に不快感が増します。
さらに、Macに接続しているオーディオインターフェースではエフェクトの追加や音質の調整が容易なため、Mac経由で音を出力したいというニーズが高まりました。
そんな悩みを解決してくれたのが、ios18とMacOS15(Sequoia)に新しく実装されたiPhoneミラーリングでした。
AirPlayを通じてiPhoneからMacに音声を送り、Macからオーディオインターフェースを経由してスピーカーへ出力することで、クリアで高解像度な音質が得られ、音のディテールがより明確に再現されるようになりました。
また、遅延もほとんど感じることがなく、映像や音楽のシンクロが向上し、理想のリスニング環境が実現できたのです。
本記事では、その具体的な設定方法やiPhoneミラーリングを介したAirPlayのメリットについて詳しくご紹介します。
iPhoneミラーリングとは?知られざるAirPlayの高音質・低遅延の秘密

その前にAirPlayとはなんぞや?
iPhoneミラーリングのバックグラウンドで動作しているAirPlayはAppleが開発したワイヤレス音声・映像のストリーミング技術で、iPhoneからMacやApple TVに高画質・高音質で音声や映像をミラーリングできる技術です。
特にAirPlay 2は、Wi-Fiネットワークを通じて音声データを伝送するため、Bluetoothを上回る高音質を誇り、遅延が少ない点が特徴です。
AirPlay 2による高音質の秘密
AirPlay 2では、16ビット/44.1kHz(CD品質)という高音質がワイヤレスで実現されています。
この16ビット/44.1kHzとは、CDと同じ品質で、音のディテールが豊かでクリアに再現されることを意味します。
音声圧縮の際にもAppleのALAC(Apple Lossless Audio Codec)が使用されるため、Bluetoothと異なり、音のディテールがしっかり再現されます。
これにより、ワイヤレスでありながらハイファイオーディオに迫るクリアな音質が実現されるのです。
iPhoneとMacをAirPlayでミラーリングする方法 – 簡単な設定で高音質リスニングを始めよう

設定手順 – AirPlayミラーリングでiPhoneの音をMacに
iPhoneとMacが同じWi-Fiネットワークに接続されていることを確認します。

Mac側にある新しく追加されたiPhoneミラーリングのアイコンをクリックすると初期設定画面になるので、指示に合わせて初期設定を行います。


自動で本体のパスコード入力画面になるの入力して手動でロックを解除するだけです。あとは自動で設定されます。


iPhoneミラーリングの項目が出現しました。
これだけの簡単な設定で、動画視聴も音楽再生も、ミラーリング経由で驚くほどクリアで低遅延な音質で楽しむことができます。
実際に試して感じた音質と遅延の感想

Bluetoothとは一線を画する高音質が再現され、まるでライブ会場で音楽を聴いているかのような臨場感があります。また、遅延がほとんど感じられないため、動画視聴や楽器の演奏も違和感なく楽しむことができました。特に映画やYoutubeの楽器演奏のセッション動画などを観る際には、映像と音がぴったりと合い、セリフや効果音が画面上の動きと完全に一致するため、没入感が増しました。楽器演奏でもリアルタイムに音が返ってくるため、練習時にも全くストレスを感じませんでした。
このように、AirPlayを使用することで得られる音質の向上と低遅延の効果は非常に大きく、ワイヤレスでありながらも、ほぼ完璧なリスニング環境を提供してくれました。
なぜiPhoneミラーリング(AirPlay)が最適か?実際に感じたメリットと利用シーン

AirPlayミラーリングを活用することで得られる主なメリットは以下の通りです。
- ワイヤレスでありながら高音質:Bluetoothよりも高音質で、モニタースピーカーのポテンシャルを最大限引き出せる。
- 低遅延で快適な視聴体験:映像と音声のズレがほぼ無く、動画視聴や楽器の同時演奏でも違和感がなく、リアルタイムで楽しめる。
- 音質調整の柔軟性:Mac経由で音声を出力するため、オーディオインターフェースのエフェクトや音質調整を適用できる。
AirPlayミラーリングの設定が完了すれば、特に映画や音楽の視聴、さらにライブ的な演奏が求められるシーンでも、理想的なリスニング環境が実現できます。
AirPlayミラーリングのデメリットと解決策

当然、AirPlayにもいくつかの注意点が存在します。
例えば、Wi-Fi環境に依存しているため、ネットワークが不安定な場所では音切れや遅延が発生することがあります。
これを防ぐためには、以下のような対策を講じると良いでしょう。
- ルーターの設置場所を最適化:ルーターは家の中心に置き、障害物が少ない場所に設置することで信号強度を向上させます。
- ネットワーク強化:Wi-FiエクステンダーやメッシュWi-Fiシステムを導入して、家全体で安定した接続を確保することも有効です。
安定したWi-Fi環境を確保することで、これらのデメリットも最小限に抑えることができます。
また、AirPlayは完全に無遅延ではないため、ライブ音声の扱いには依然として有線接続が推奨されます。

まとめ – iPhoneミラーリングのAirPlayで実現するiPhoneとMacの音楽体験をぜひ試してみよう

iPhoneの音源をMac経由でオーディオインターフェースからスピーカーに出力することで、ワイヤレスでありながらも高音質・低遅延の理想的なリスニング環境が実現できました。
Bluetooth以上の高音質と低遅延を兼ね備え、エフェクトや音質の自由な調整が可能なAirPlayミラーリングは、音楽を深く楽しむための新たな選択肢です。
音と映像のズレが気になる方や、より豊かな音質で音楽を楽しみたい方は、ぜひこのAirPlayミラーリングによる接続方法をお試しください!