ウェブサイトの速度が2倍になる「LiteSpeed Cache」
ロリポップ/ABLENETユーザーなら導入してみる価値ありそうだぜ
私が愛用するレンタルサーバーはこのロリポップとABLENET。
ロリポップではWordPressを動かすとぶっちぎりに超高速なLiteSpeedを使用している
ハイスピードプランを契約しています。
元々強力なCDNみたいな他社にはない特殊な高速キャッシュ機能をもつサーバーなのですが
個人的にキャッシュサーバーは変更が反映されるラグが発生するのが嫌で常にOFFでした。
なのでキャッシュサーバーの恩恵は0で常に運用してたのですが
PageSpeed Insightsのスコアは自力でなんとかしてモバイル/デスクトップとも
しっかり合格点(90点以上)は出してました。
しかし今回このプラグインを試して更なる高速化と私の嫌いなキャッシュ独特の更新ラグがなかったので
記事にしてみました。
元々キャッシュ無しでも高速でしたがもっと速くなっちゃったのは事実。
ちなみにデスクトップ環境で良い点数は結構普通に誰でも取れます。
問題は「モバイル(携帯電話)」側の点数。ここを上げるのは色々対策しないと取れません。
#新しいタブで開きます 実際に計測するので少し時間かかります。LiteSpeed Cache稼働中
メールBOXにロリポさんからこんな連絡来た!
ほほうなかなかそそる内容じゃないですかw 2倍だと?!
ならばキャッシュ嫌いな私が試してあげよう。
インストールは簡単です
- 契約プランがハイスピードプラン(spdxxx)、エンタープライズプラン(entxxx)であること。
- ワードプレスのインストールが終わっている。(既に運用しているならもちろんそのままでOK)
- ロリポップ!アクセラレーターを無効化する(僕が使ってない先述の高速化キャッシュ)
手順説明 順番間違えちゃダメだよ
同時使用は普通に考えてまずいので必ずOFFにしましょう。
キャッシュクリアしてからOFFがお行儀が良いと思います。
設定場所はユーザー専用ページからロリポップ!アクセラレーターを選択。
該当ドメインをOFFにする。
ドキュメントルートにあるwp-config.phpのパーミッションを一時的に600にします。
公開フォルダの直下にあるはずです。
ユーザー専用ページの ロリポップ!FTPを起動して
FTP画面から wp-config.phpを探してクリックすると
このような画面になるので
これを現在の属性の項目を以下のようにする。
書き換えたら画面最下部の 保存する を押して終了。
次に自分のBLOGを開いてLiteSpeed Cache プラグインをインストール
これは普通に新規プラグインをインストールする手順と同じです。
ワードプレスの管理画面からプラグインの新規をひらいて LiteSpeed Cache を検索してインストール。
プラグインがインストールできたら 有効化 を押します。
すると 先述の wp-config.php を起動と同時に必要事項を自動追加するようなので
忘れないで!
基本的に起動後にwp-config.phpのパーミッションを元の400に戻します。
実験のために頻繁にON/OFFする人は実験中は600のままでも良いと思います。
パーミッション的には600は本人の読み書き許可なのでアカウントが乗っ取られない限り
通常は大丈夫です。
安定動作して触る必要がないなら400の方が安心でしょう。
設定はどうするの?
普通の使い方ならインストール直後のデフォルト設定でちゃんと目的の動作はしてるようです。
特に触らなくてもOKですね!
でも一応試せる全ての設定項目を色々試してみたよ
実際 設定でEWWWを外すこともできそうな項目あるので試してみましたが(webpやメディア遅延)
EWWWの方が安定して速度が確保できる結果になるので私は画像関係の最適化や遅延はこいつではやめ。
JS遅延もSWELLにやらせる方が確実。
追記:現在の最新バージョンのLiteSpeed cacheは上記の判断は当てはまりません。
詳しくはABLENETの超速キャッシュ結果を見る!をご覧ください。
ただ一つスコアが安定するのは LiteSpeed Cacheの一般設定の中にある
ゲストモードとゲストモードの最適化
これは両方ONの方が明らかにスコアが上がります。 コレ以外はデフォルト設定のままが私の環境では
とても安定したスコアがでました。
意味を理解せずに触るとキャッシュは大変なのでわかる範囲で触りましょうね。
色々試していると逆にスコアダウンするシーンも多かったです。
キャッシュの再構成のタイミング
記事編集後にさらに更新してもキャッシュがちゃんと即時再編成されて編集内容が反映されるので
使い心地はとても快適ですしSWELLとの相性も良さそうな感じ。
SWELLも記事更新で自動で内部キャッシュパージしてますが
それに追従してLiteSpeed Cacheもちゃんと再編成してるのでSWELL外のキャッシュを再構築させるために
SWELLキャッシュをクリアさせるみたいな手間が無いので非常に快適ですなー。
以上です。
ロリポップは結構高速安定の良サーバーです。ぜひお勧めしたい。
\ このBLOGで爆速使用中! /
ちな なにかと話題の多いconoHaと同じGMOグループのレンタルサーバー会社です
2023/07/24追記 最新版のLiteSpeed cacheをABLENETで試す。
ここからは私の2つ目のお気に入りレンタルサーバー会社ABLENETのデーターになります。
私が契約しているのはABLENETレンタルサーバーのスタンダードプラン。
\ 超高速です。実際に使ってます! /
現時点のhttps://gpt4jp.com/の最高速の設定を貼り付けておきますね。
以下の設定はもちろん前述のロリポップでも同じように設定できます。
ちなみにLiteSpeedCacheプラグインは大進化を遂げてまして現行バージョンは設定はCDNドメインをボタン1発で取得したらあとはプリセットもボタン1発です笑
こんなに簡単で良いのかってくらいですね!そして完全に無料。
CDNも当然無料プランが用意されているのですが基本的にCDN鯖が北米とヨーロッパに6つの選択可能なPoPs(Point of Presence)ネットワークなので外国向けにBLOGを公開していない限り恩恵はなさそうです。
興味のある方は一応CDN使用の有償/無償ともリサーチしてありますのでご覧ください。
QUIC.cloud CDNの料金は、利用者のニーズと予算に合わせて2つのプランが提供されています。
- 無料プラン: 以下の特典が含まれています。
- 制限なしの無料帯域幅
- アメリカとヨーロッパに6つのPoPs(Point of Presence)ネットワーク
- 基本的なセキュリティ
- 最近のトラフィック分析
- スタンダードプラン: 以下の特徴があります。
- 地域による価格設定。トラフィックが発生する地域に基づいています。
- 帯域幅のコストは、地域によりますが、1GBあたり2セントから8セント(USD)の範囲で、「クレジット」で支払います。
- 各ドメインは、毎月最大20GBの無料帯域幅を「クレジット」の形で提供されます。
- ドメインは追加のクレジットを購入することができ、1000クレジットあたり1ドル、または一括購入の場合はそれ以下の価格で提供されます。
帯域幅のコスト(地域別):
地域 | クレジット/GB | コスト/GB (USD) |
---|---|---|
北アメリカ | 20クレジット | $0.02 |
ヨーロッパ(ロシアを除く) | 20クレジット | $0.02 |
ロシア | 40クレジット | $0.04 |
ラテンアメリカ | 80クレジット | $0.08 |
アジア | 80クレジット | $0.08 |
オセアニア | 80クレジット | $0.08 |
中東 | 80クレジット | $0.08 |
アフリカ | 80クレジット | $0.08 |
追加クレジットの購入:
クレジット | コスト (USD) |
---|---|
5000クレジット | $5 |
12000クレジット | $10 |
25000クレジット | $20 |
130000クレジット | $100 |
以上の情報は、QUIC.cloudが将来的にこれらの料金を上下に調整する権利を保持していることに注意してください。
参考リンク:
QUIC.cloud CDNの無料プランについての詳細は以下の通りです:
- 制限なしの帯域幅
- 北米とヨーロッパに6つの選択可能なPoPs(Point of Presence)ネットワーク
- 基本的なセキュリティ
- 最近のアナリティクスのみ利用可能
- コストは無料
無料プランのPoPsは、以下の地域にそれぞれ1つずつ存在しますが、具体的な場所はネットワークトラフィックやその他の要因により変動します:
- アメリカ:東部
- アメリカ:中部
- アメリカ:西部
- ヨーロッパ:東部
- ヨーロッパ:中部
- ヨーロッパ:西部
また、無料プランのユーザーは、ドメインのティアにより、毎月一定量の無料クレジットを受け取ります。このクレジット数は、ドメインのティアと北米地域の帯域幅の価格によって決まります。
- ティア1(基本)のドメインは、北米地域を通じた1GBのトラフィックのコストに相当するクレジットを受け取ります。現時点では、1GBのコストは20クレジットです。したがって、ドメインがティア1の場合、毎月20の無料クレジットを受け取ります。
- ティア2(LiteSpeed)は、5GBに相当する100クレジットを受け取ります。
- ティア3(LiteSpeed Enterprise)は、10GBに相当する200クレジットを受け取ります。
これらの無料クレジットは毎月提供され、北米だけでなく任意の地域で使用することができます。ただし、未使用の無料クレジットは繰り越されません。
参考リンク:
機能的には有償の超高速で有名なキャッシュプラグインで WP-Rocket とその高速化効果と機能的にほぼ同じ感じですね。
LiteSpeed cacheは無料ですけど webサーバーがLiteSpeed以外には使用できないのが難点といえば難点か。
SWELLの高速化の設定は全てOFFです。画像やJSの遅延も含めて完全にOFF。
EWWWも画像のリサイズとメタ情報の削除のみON。あとは全てOFF。
ABLENETでの実験になりますが(このサーバもLiteSpeed)結果を貼り付けておきますね
全ての高速化がOFFの素の状態のSWELLを計測した結果
LiteSpeed cache 全て対策済み
夢の100点満点w なかなかすごいでしょー
ほか記事用の動画ですけど具体的なLiteSpeed cacheの設定解説部分です
安くてすっごいサーバーを詳しく見る↓
ロリポも負けていませんぜ? このBLOGで使用中!