Parallels Desktop導入の手引き server編
M1MAC で バーチャルなLAMP環境をParallels Desktopで作ろう
基本 INTEL MACでも同じだと思いますが持ってないのでM1前提でお話しします。
色々と弄りたい人は必ずやると思うローカルのサーバー&クライアント環境。
今日はちょとLinuxでCUIな環境での設定を試してみましょう。
LAMPってなんだーって人いると思います
Linux Apache MySQL PHP の頭をとってこう呼びます。
昔からこの組み合わせ普通なんですが最近はLAMPというんだねぇ
最近知ったw
- Ubuntu Linux
- Apache
- MySQL
- PHP
- WordPress
の順番で各インストール&設定をなるべくコピペで行けるように丁寧に説明しますね。
taskselで一気にインストールする方法もありますが
今回はわかりみを深めるために 個別にインストールしますよ。
途中設定ファイルの書き換えなどで エディターが必要になります。
おおよそ vi や emacs 使える人ならこの記事読まなくても
自分でなんとかできる人だと思いますが
そうじゃ無い方はMAC側で使い慣れたエディターで作成して
Ubuntu側にD&Dでもってくるとかなんとか工夫してください。
僕は vi が1番慣れているので 画面の説明例は vi (vim)の画面になりますのでご了承を。
仮想環境なので環境作り失敗しても気軽にやりなおせるから
ダメだこりゃになったらゴミ箱ポイでOKなんで がんがん失敗しましょうw
なお Parallels Desktopは長いので 以降 PD と省略します。
PDの標準である自動インストールを使用してUbuntuをインストールします。
PDのコントロールセンターが立ち上がるので右上の+をクリック
(既にUbuntuがインストールされてますが私の場合はさらに追加して環境をつくる形になります)
右下の続行クリック
選択して 続行 押して 次の画面で ダウンロード 押して あとは勝手にやってくれます。
大体2.4GBくらいのファイルサイズです。
超簡単ですねぇ
そしてこの画面が起動したらログインパスワードを設定します。
FW内部の環境なんで適当でいいと思いますが4文字とか短いパスは多分受け付けません。
人間みたいなアイコンをクリック。
ここでパス入力。
再入力を要求されるので再度同じパスを入力。
パスワードを確定させるとこの画面に自動で変わるので先ほど設定したパスを再度入れてください。
using は sudo を選択(デフォルト)
Toolsがインストールされるのでしばらくお待ちください。
インストールが終わると この画面になるので Restart を 押して 再起動を。
VMの再起動なので 母艦のMACはそのままでOKっす。
特に必要ないので無視してOKです。
右上のSKIP押して 適当に 最後まですすめて Done してください。
次にApacheのインストールをします。
これ以降 すべてこのterminalの画面で行います。
見やすい大きさに画面をリサイズしてください。
まず ターミナルの画面で
sudo apt update
を行います。
sudo のパスを聞いてきますので自分のログインパスをここで入力してリターン。
packageのリストを更新しますのでそのまま待機。 完了すると以下のようになります。
sudo apt install -y apache2 apache2-utils
ダウンロードとインストールが自動で行われます。
終了すると Apache WEB Serverが 起動した状態になってますので
早速 Ubuntu付属の FireFox ブラウザで確認してみましょう。
画面 左上のFireFoxアイコンクリックしてブラウザ起動。
URL欄に http://127.0.0.1 を入れてApacheが正常に動作していれば
以下の画面が出現します。
確認できたらブラウザは閉じてください。
sudo chown -R www-data:www-data /var/www/html/
ついでにPDの内部だけのlocalhost(127.0.0.1)ではなく
割り振られてるIPでPDの外からApacheが見えるか確認しましょう。
自分のIPアドレスを確認するには PDの1番右上の
PDシステム用の地球みたいなアイコンクリック
そこを見れば自分のIPを確認できます。
もしくは ターミナルから以下のコマンドでも確認できます。
ip addr show eth0 | grep inet | awk '{ print $2; }' | sed 's/\/.*$//'
IPアドレスが確認できたら
Mac側に戻って ブラウザを起動して
http://今確認したIPアドレス
を試してください。
先ほどの127.0.0.1と同じ画面が表示されたら
サーバーとクライアント状態がバッチリ成立してます 。
初めて作った方はおめでとうございますw
これで Apacheの設定はOKです。
Apacheの起動、停止、再起動コマンド
apache2.confの位置
/etc/apache2/apache2.conf
apache 再起動
sudo service apache2 restart
起動
sudo service apache2 start
停止
sudo service apache2 stop
MySQLサーバーのインストール
sudo apt install mysql-server
途中で Y/n 聞かれて止まるので Y でも リターンでもOKなので答えて
インストールを進めてください。
これもダウンロードとインストールは全自動です。
外に向かって稼働させるサーバーなら mysql_secure_installation のスクリプトを使用して
VALIDATE PASSWORD PLUGIN を稼働させますが 今回は完全にFW内の運用なのでパスします。
上記完了したら次は
sudo mysql
で mysqlに入ります。
以下のようなプロンプトになればMySQLが正常に稼働してます。
プロンプトを確認して正常にMySQLが稼働していることを確認できたら exit で抜けておきます。
PHPのインストール
sudo apt install php libapache2-mod-php php-mysql php-mbstring
インストールできたら
php -v
こんな表示すればインストールは成功。
MySQLで PHPを使ってWordPress用のDBを作成してついでに動作確認
sudo mysql
mysqlに入ります。
CREATE DATABASE database_name;
database_name は 自分が使う任意の名前にしてください。
CREATE USER 'username'@'%' IDENTIFIED WITH mysql_native_password BY 'password';
同じく username は 自分で使用する名前 password も同じく自分用に書き換えてください。
FW内のローカル環境なんで簡単なパスでOKです。
権限を与えます。
GRANT ALL ON database_name.* TO 'username'@'%';
- データーベース名
- ユーザー名
- パスワード
は後で必要になりますのでメモとかとっておいてください。
一旦 exit で mysql から抜けます。
mysql -u username -p
で 再度 mysql に入ると パスワード聞かれるので
上記で設定したパスをいれて 無事に入ればOK。
念の為 musql> の後に 以下のコマンド入力して
show databases;
最後の;を忘れると動かないよw
上記のようになれば完璧。
確認できたら exit で 抜けておきます。
なんか失敗してDBを削除したい時のメモ
mysqlに入って
show databases;
リストから消したいDBを確認して
drop database mlabo_DB;
さぁあと少し! WordPressのインストール
ターミナルのプロンプトから
cd /var/www/html/
続けて
sudo rm index.*
Aapcheが自動的に作成したindex.htmlを削除。
WordPressのダウンロードからわかりやすいように
あえて1行ずつコマンド実行してます。 順番通りにやればOKです。
sudo wget https://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz
sudo tar -zxvf latest-ja.tar.gz
sudo chown -R www-data:www-data wordpress/
cd wordpress/
sudo cp -rfp * ../
cd ../
sudo rm -r wordpress/
以上でWordPressのインストール終わり。
shellスクリプト書けやとの声が聞こえてきましたがー
CUIに慣れてないうちは是非コマンドラインに慣れ親しみましょうw
さてここからはMACでやるぞ。
Mac側に画面を切り替えて ブラウザで http://自分のIPアドレス アクセスしてみて以下の画面が出ればOK
ここでさっきPHPの項目で作った DBの情報をいれます。
私はこんな感じかな。
この画面になったらDBをWordPressが接続できてます。 そして インストール実行します。
パスワードも適当に。 脆弱なやつ設定するなら パスワード確認でチェックいれておくw
成功すると
これでインストール全て完了。
PHPはデフォルトで upload_max_filesize が2MBなので
これでは使い物になりませんのでここを大きくします。
vi で説明するのでよかったら使い方も覚えてw
sudo vi /etc/php/7.4/apache2/php.ini
vi で php.ini を開いたらまず念の為 ESC 2-3回叩いてください。
多分 操作音が鳴ると思います。(私のMAC は「ぽんぽん」みたいな音)
そうするとコマンドモードになりますので
/ を 入力。 これは今から文字列検索するよーってコマンドね。
最下行に /が現れるので
upload_max_filesize
/upload_max_filesize みたいになるように入力。
Ubuntuのターミナルなら マウス右クリでコピペ用のサブメニュ出るのでそこでペースト可能だよ。
んでリターン押すと 該当する行までジャンプするので画像のようになればOK。
upload_max_filesize = 2M の行頭で カーソルが点滅しているはずなので
右カーソルキーで 2 の場所までカーソル移動。
この 2の上に点滅カーソルがある状態で A を押す。
そうすると「M」にカーソルが移動するので
そのまま00 と 入力
こうなればOK
万が一うまくいかなかったら
ESCを数回音が鳴るまで叩いてコマンドモードにしてから :q! で リターン
これはファイルを編集せずに強制終了なので
もう一度最初の状態から編集できます。
これでファイルサイズ上限が200MBになります。
同じような要領でpost_max_sizeも変更します。
デフォルトだと
upload_max_filesize が 2M
post_max_size が 8M に設定されてますので同じ比率にしておきます。
私はローカル環境ですので気にせず800Mに設定します
上記を確認したら またESCキーを2-3回 ぽんぽんと音が鳴るまで叩く
コマンドモードに戻るので
最後に
:wq! で リターン
(コロン ダブリュー キュー びっくりマーク (半角小文字))
これでファイルの書き出しは完了。
ちょとめんどくさく思えるけど
サーバー管理なら vi は使えるようにしておくべきってのは
もう考え方が古いかねぇ笑。
ここのサイズ上げておかないとSWELLのインストールすらままならない状況に陥るぜw
未変更でSWELLを入れようとして怒られる図
ローカル実験用なのでアクティベーションは省略してもいいんかいな。
まぁその辺りの判断は各人でご判断を。
これは即入れておいた方が良いと思う。
最初からはいっているプラグインは全部消してもいい。
SWELLがPD上のWordPressで立ち上がりました
よかったよかった。
お疲れ様でした!
実際に動かしている様子を見たい方はどうぞ。
動画途中にここで作成したLAMP環境の動作あります。